心理作用,運転。トラック運行中の心理作用と事故になり易い危険な状況について

A:イライラ、焦り、感情の起伏 B:安堵感、気の緩み、集中力の低下 C:軽い気持ちで車両を運行

事故直前のドライバーの心理作用について考えて見ましょう。
車両運行の際、事故を起こす直前のドライバーの心理をまとめると概ね上記の3項目に当てはまるケースが非常に多い事に気付きます。先にお話した滋賀県下及び岡山県下での2つの事故事例を心理作用にあてはめてみましょう。

滋賀県下での事故事例はAあるいはCに当てはまります

前方の遅い乗用車に対してイライラを募らせてしまったか、乗用車を運転している感覚でトラックを運行させていたと考える事が出来ます。このケースの場合、先がカーブになっており通常乗用車の加速であれば先のカーブに差しかかるまでに前方の車両の追越しを完了して本線に戻れていたところ乗用車と違い加速が遅い為予想以上に追越しに時間がかかってしまい、そうこうしている間にカーブに差し掛かり突然前方対抗車線のカーブから来た乗用車を避け切れず衝突してしまったと言った状況です。

岡山県下での事故事例はBの安堵感から居眠りに入ったものと推測がつきます

事故のちょっと前には自分で"寝てしまいそう"と思ったはずです。
PA、SAに入って少々仮眠をとっても十分に間に合ったはずです。

少しの気配りや気持ちの切り替えが事故を未然に防ぐ

こうして見ると2つの事故例は起こるべくして起こった事故ではないことが分かります。事故の大半はほんの少しの気配り気持ちの切り替えで未然に防げるケースが非常に多いのです。

デンジャーゾーン「インサイドゾーン」と「アウトサイドゾーン」

私は事故が起きる直前の道路交通状況及びドライバーの心の動き、これらを含めてデンジャーゾーン // 危険地帯と考えます。(以下ゾーンと言う呼び方をします。)心理作用から来るゾーン(イライラや焦り、安堵感など)を内面的なゾーン、インサイドゾーンとして捉えます。更に発展して事故が起こりやすい状況設定(例えば前を走っている車両が遅い事に気持ちがイライラし、その結果自ら前の車両との車間距離を詰めてしまっている状況)を外面的なゾーン、アウトサイドゾーンとして捉えます。自ら "ゾーンに入らない、ゾーンを作らない"。常に具体的なパターンを想定してゾーンを避ける工夫をすることが大事だと考えます。


youTube

トラックで敷地内を出る際の注意

引き取り又は納品を終えて敷地内を出ようとしています
門の両サイドは塀が立っていて道路状況が把握しにくい状況にあります
安全に門を出る方法を考えて見ましょう

次へ > 安全運転初級編 : 03/14ページ < 前へ