衝突事故,交差点。トラックによる交差点での衝突事故(国道307号線にて相談室投稿)

大阪府堺市在住のMTさんからの衝突事故事例の投稿ありがとう御座います。

私の知り合いが起こした衝突事故に対してアドバイスをお願いしたくFAX致しました。
滋賀での配達帰り国道307号線を大阪へ向かって走行中、対向車線のわき道から軽トラが飛び出して来て本線で衝突しました。現場は見晴らしが良くかなり手前からお互いの存在は確認出来ていた。にもかかわらず軽トラが交差点に差しかかる手前で発進して来た為、”入って来ないで”と言う気持ちでフォーン(警笛)を鳴らしたが間に合わず衝突してしまったとの事。

衝突事故の原因

MTさんご投函ありがとうございます。出会い頭の衝突事故はよくありますが今回国道でありながらもまわりが山間や畑・田んぼで見晴らしが良く衝突の事故などおこりそうにも無いシチュエーションなのですが、この衝突事例にはすごく大きな落とし穴がありますので取り上げて見ました。ドライバーさんの言葉に注目して見ましょう。衝突寸前に”入って来ないで”と言う気持ちでフォーン(警笛)を鳴らした。ニュアンス的に非常に優しさが感じ取れます。皆さんもこの状況をイメージしてみてください。私なら激怒してハンドルを叩き付ける様にして警笛を鳴らしたかも知れません。”入ってこないで”と言う気持ちになるのは本線を走っている方が優先なんだから止まって待つのが当たり前(衝突事故にはならないだろう)と言う思いが心のどこかにあるからです。この様な状況では人間の心理として通常怒ります。この”入って来ないで”と言う柔らかな表現には少し建前(参考ページ:本音と建前と事故防止の関係)が見え隠れしています。そして入って来た時の対処策を講じず衝突した状況がうかがえます。

衝突事故の対処策

衝突に関して本サイトでは”間合い”(参考ページ:片側1車線対向車に右折待ち)と言う言葉で衝突事故の解説をしています。
”速度差と時間差による安全な間合いを確保する”と言う表現をしていますが、わき道で本線へ入るために停車している車両を見かけたらスピードを調整して自車両の前に入って来ても衝突しない空間を事前に確保することをお勧めします。習慣として身につくまで意識して訓練します。そうすることによって頭で”来るかも知れない””来ないだろう”と言った憶測をするよりも先に体が反応する為、衝突事故減少につながります。他にも例えば交差点での右折待ち車両や片側1車線で対向車に右折待ちの車両との衝突事故の減少にもつながって行きます。

今回の事例の最大のポイント(衝突事故の大きな落とし穴)

対向車線のわき道から本線へ合流するには対抗車線を横切る必要があります。衝突事故になりやすい最大の原因がこの対向車線の道幅(横断距離)にあります。
本線を走ってるトラックから見れば
トラックが対象車両にいよいよ近づいた時、これが右折待ちや本線側のわき道からの合流待ちの場合は緊張感が走る為に”飛び出して来るかも知れない(衝突事故の可能性)”と言う思いが脳裏をかすめますが、対向車線のわき道にいてる場合は対向車線の道幅(横断距離)の分離れているので先のような緊張感には至らず”飛び出して来るかも知れない”と言う思いにはなりにくいのです。
停車している軽トラから見れば
この対向車線の道幅(横断距離)は、国道であれば片側1車線で5から6メートル、2車線であればその倍の距離があります。対抗車両の前に自車両が入り込めるスペースがあるかどうかの判断をする際、この横断距離を渡るまでの所要時間を考慮に入れ忘れるケースが多く発生します。今回の衝突事故事例がまさにこれに当たります。この横断距離が長いほど対抗車両との間隔に余裕があると誤った判断をします。


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オーバーハング(トラック)

皆さんはトラックのオーバーハングをどこまで理解出来ているでしょうか?特に大型トラックでオーバーハングを理解していなければ事故の対象になります。ここでしっかりと理解を深めてください

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