本音,建前。本音と建前とトラック事故防止の関係について

自衛本能の為の建前が事故を再発させる

事故に関するドライバーさんの報告書を見ますと、事故が起きた本当の原因から目をそらして同じ様な事故を繰り返すドライバーさんが目立ちます。これは何とか自分に害が及ばない様な内容にしようとして建前を前面に出すことによって本当の原因を背面に隠してしまおうと言う人間の自衛本能が働く為に悪気は無いのですが大なり小なりこの様な報告書になります。

建前について少し考えてみましょう

皆さんは運行中シートベルトを締めていますか?又、シートベルトを締める理由は何ですか?
この質問に対してほとんどのドライバーさんは "自分の身を守る為 "と答えます。しかし答えた中の半分ぐらいは”建前”です。事実、私自身もトラックを乗るまではこうではありませんでした。実際は "検問で引っかかったら免許の点数を引かれるから" と言うのが”本音”でした。この答えに対して常日頃乗っているトラックのキャビンの中を見れば本音か建前か分かることもあります。

建前の解説に入りましょう

シートベルトは前方車両に追突した場合に身を守ってくれる割合が高くなります。本当にこれが分かっているドライバーさんの心理は "追突事故を起こしたくない" です。当然車間距離もしっかりと取っていると言う事が分かります。これを建前で言っているドライバーさんは追突事故に対する意識が薄れていると言えます。つまり高速走行でも平気で前方車両との距離を極端に詰めて走行している可能性が高い訳です。シートベルトをしていない状態で追突事故が起きた場合の被害状況はトラックドライバーであれば想像出来ますよね。

本当の原因を言える勇気と環境作りの重要性(そしてドライバーさん主導のミーティング)

事故をおこした場合、ドライバーさんの心構えは
本当の原因が言える勇気を持つ必要があります。その時は精神的にも非常に辛い思いをしなければならないのですが再発防止を最優先に考えるべきだと思います。自ら本当の原因を勇気を出して報告する行為は二度と同じ事故を繰り返さない気持ちの表れと再発防止の持続につながります。
会社の心構えは
ドライバーさんが本当の原因が言える環境作りをしておく必要があります。これを実現する為には常日頃からドライバーさんとのコミュニケーションをしっかりととっておく必要があります。そして本当の原因から会社主導ではなく、より多くのドライバーさん参加・主導の下で対処策を協議して行けば事故の再発率は飛躍的に下がります。


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発車直後の追突事故(トラック)

信号待ちの後、前方車両が発進したので自車両も発進させた直後に前方車両が急ブレーキを踏んだ為、間に合わず前方車両に追突した。この事故が起きた原因と対処策を考えてみましょう

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